赤外線カメラと可視カメラを搭載したUAV(Drone)による検査・点検業務

メガソーラーの点検

メガソーラー点検・熱画像+可視画像

メガソーラーの点検では、特に可視カメラの情報は重要になります。赤外線カメラで高温・低温と表示される部分には、セルの異常以外にも雑草や汚れが原因の場合があります。広大な敷地に広がるメガソーラーのパネルには、雑草がパネル表面にかかっていたり、鳥の糞や天候による汚れが多く見受けられます。赤外線カメラだけでは、温度異常しかわからない為、セル異常と他の要因が区別できません。

当社のモニタリングシステムは点検中に、可視カメラにて温度異常の内容を把握できます。そのため、特別高圧発電所など、スタッフを常駐させる必要がある発電所では、本当にセルの異常が認められると思われる箇所のみのを、飛行点検中に地上から検査をして頂くなど、スピーディな対応も可能です。

同時に、検査終了後に温度情報を含む詳細なレポートを提出することも可能です。

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メガソーラー点検・水上発電所

写真は、水上に設置されているソーラーパネルの例です。
このようにボートでなければ近づけないような設置場所にあるものは、可視カメラでの撮影による現状の把握が必要です。
写真のように汚れが酷い場合は、洗浄したうえで、赤外線カメラによる検査をお勧めします。

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メガソーラー点検・屋上設置パネル

工場屋根に設置された約500枚のパネルの例です。ここではセルの異常だと思われる箇所は15箇所ありました。
全体像は2回の写真撮影で収まっています。しかし、セルの異常とその他の温度異常の要因の特定のため、すべての異常箇所について可視カメラによる調査を行っています。

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建物外壁調査

 

写真は、修繕工事終了後、数ヶ月で一部の外壁装飾部にペンキの剥がれができ、Droneのビデオカメラで検査した時のものです。
ペンキの剥がれは装飾部分の上にも下にもあるため、上からも下からも撮影できるUAVによる検査は、足場を設置することに比べて、圧倒的なコストパフォーマンスとなります。

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建物外壁調査・熱画像+可視画像

UAVによる赤外線カメラを用いた外壁調査では、いままでの地上からの赤外線調査と比べ、精度の高いデーターがご提供できます。地上からの赤外線カメラ撮影では、どうしても角度の問題があり、正確な温度情報を得る事が難しと言えます。
常に壁面に対して直角に撮影ができるUAVは、雲などの熱反射の要因を排除しやすく、短時間に詳細な劣化状況のデーター取得が可能だと言えます。

一次調査として、足場をかけなくても現状を把握する手段として、有効だと言えます。
ただし調査飛行には住民の理解を始め、いくつかの条件があります。


煙突など構造物調査

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煙突のような調査が難しい構造物は、Droneの得意分野と言えます。
足場を組む事が難しい大きな構造物、公園などにあるコンクリートの大きなモニュメントなど、赤外線空撮が有効な事例です。

法面調査

従来の赤外線による法面調査では、そもそも傾斜面に対して地面から赤外線カメラで見るので、調査したい箇所の角度は大きくなり、正しいデーターを取れているとは言いがたい状況でした。
Droneでの調査であれば、法面と垂直にカメラを調節できるため、より正確なデーターの取得が可能です。
また、上のCGのように崖があるために、三脚を置くスペースがなく、赤外線カメラでは調査ができないような法面もあります。
地形の影響を受けないDroneを用いる事で、調査が可能となります。

ただし熱負荷がある状態でなければ調査はできないため、北面や周囲の状態によっては、撮影できない場合もあります。


損害調査

 

2018年7月西日本豪雨での調査

土砂災害、雪害、豪雨などで被害を受けた家屋、メガソーラーなどの調査を行っています。
調査に関わる内容はHPで公開できないため、お問い合わせください。


セミナー講師

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Droneの導入を検討されている企業様、あるいは導入された企業様でのセミナーを行っています。

Droneに関して興味をお持ちの方に対するセミナーを企画されている方から講師の依頼を頂いております。
例えば中学校での「ドローン体験会」などの実績があります。
中日本赤外線空撮株式会社には、赤外線のアドバイザーがおり、赤外線に対する基礎的なセミナーの依頼も受けています。

Droneのセミナーでは、飛行の原理をはじめ、映像制作の基礎や赤外線検査に関する座学など、必要に応じて行っています。

また、ご希望に応じて飛行実習を行っています。


当社「Electric Eyes」システム

赤外線カメラによる点検・検査業務に従事する、オペレーター目線で開発した独自のデーター取得システムです。
可視カメラ・赤外線カメラ共に動画も記録しており、静止画では見逃していた反射などの要因が解析時に再度確認できるように配慮をしました。

現場では、可視映像と赤外線映像をそれぞれ23インチモニターに表示することで、オペレーターがiPadなどの小さなモニターで見逃すような情報を確実に拾います。

DJI社のジンバル(防振装置)を有する可視カメラ、赤外線カメラを採用することで、点検・検査では安定した映像をモニターしています。

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もし現場ですぐに温度情報が必要であれば、その場で解析ソフトで確認する事ができます。